モガドール盤CD(パリ・リバイバル版、1991年)

◯全体(声の感じ) 

・警部殿かっこいい♡ お声が凛々しい♡ 

・市長になる前のバルの声は若々しく聞こえる。市長になって以降は威厳ある感じがする。 

・「夢やぶれて」の「夏、あの人来て〜」、夢見るようではなく苦々しく聞こえる 

・「ジャベールの自殺」、警部殿のお声にすごく葛藤と苦悩が感じられる😭  


◯CD1(「民衆の歌」まで) 

・釈放後の独白からすぐに憲兵に捕まった場面に飛ぶ(村で追い払われるところ〜司教様の家で盗んで逃げるところはない) 


・「ラブリィ・レイディ(Tu viens Chéri!:”おいでよハニー!”的な意味?)」のペンダントを売る場面の「4フラン」「それじゃあんまり!」が「5スーの価値だね」「鎖だけでも15スーよ!」。20スーが1フランなので、日本語・英語の歌詞より遥かに安い。 


・「ラブリィ・レイディ」の次が「裁き」(逮捕・馬車の一連のくだりなし) 


*この公演のものと思われるパンフレットの警部殿が24601号を思い出す箇所の説明では、バルジャンの怪力はギリシャ神話のヘラクレスに喩えられている。


・「対決」での警部殿の第一声は「Enfin, Valjean」(→「at last、遂に」にあたる言葉が先に来ている) 


・「雲の上のお城」からテナルディエの「ようこそ〜」へ飛ぶ(夫人がコゼットを怒るところ〜宿屋冒頭の客の声がない) 


・「裏切りのワルツ」、バルジャンとリトルコゼットだけでのやり取りはない(夫婦が退場したらパリ場面へ) 


・「乞食たち」のタイトルは「Bonjour, Paris(=ガブローシュの第一声)」 


・「乞食たち」、旧演出(?)なので、娼婦マドレーヌ周辺の三者やりとりもある 


・テナルディエとバルジャンのいざこざ(強奪、介入)がなく「星よ」へ 


・「星よ」、タイトルは「sous le etoiles(under the stars)」 。警部殿もアンダーザシー的に楽しく踊って嫌なことは忘れていただきたい。


・「星よ」にガブローシュの茶々入れはない(「ABCカフェ」へ) 

 

◯CD2(コゼットの独白で始まる「プリュメ街」以降) 

・襲撃終盤のマリウスとエポニーヌが隠れて以降はない(「One day more」へ飛ぶ) 


・エポニーヌが手紙を届ける下りがなく、バリケードで手紙を預かって「オン・マイ・オウン(mon histoire:”私の物語”?)」へ 


・旧演出(?)なのでガブローシュの「嘘つき!」以降が長い(「C’est la faute à …:It's the fault of …」という38秒の一曲)。日本で出ているCDのより少し長い? 


・「彼女が最初の死者だ」やバルジャンの登場・活躍と警部殿解放がなく、「共に飲もう(Souviens-toi des jours passés:過ぎた日々を思い出そう)」へ 


・「彼を帰して」が終わると「下水道」(テナルディエのソロ)へ(第二の攻撃なし) 


・「ジャベールの自殺」の冒頭にバルジャンとのやり取りも含まれる。 


・「カフェ・ソング」の次が結婚式での「よき日にベルを〜」(コゼットとのやりとりや、バルジャンの告白がない) 


・「宴会乞食」、「テナール男爵〜」と紹介されて入るセリフから夫妻の歌へ飛ぶ(マリウスとのやりとりがない) 


・「エピローグ」は「お前がいてくれて」以降のみの様子(バルジャン一人の箇所やコゼットたちが駆け込んでくるところはない) 


◯レコーディングキャスト

バルジャン:Robert Marien

ジャベール:Patrick Rocca

ファンティーヌ:Louise Pitre

マリウス:Jérôme Pradon

コゼット:Marie Zamora

エポニーヌ:Stéphanie Martin

テナルディエ:Laurent Gendron

テナルディエ夫人Marie-France Roussel

アンジョルラス:Julien Combey

ガブローシュ:Alexis Tomassian

リトルコゼット:Aurelie Lebarbe

るりのレミゼ雑記帳

V.ユゴー先生原作の「レ・ミゼラブル」の関連書籍の読書録、ミュージカルCD感想、原作小説とミュージカル日本公演を比較した雑感など。 一押しさんは警部殿です。

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