結婚式の曜日

「火曜日には結婚も船出もしてはいけない(En martes ni te cases ni te embarques.)」というスペインのことわざを知ったので、思い出したり連想したりした与太話です。


原作ではマリウスとコゼットが結婚式を挙げるのは1833年2月16日で謝肉祭の火曜日(マルディ・グラ、告解火曜日)ですが、その日に関してマリウスの育ての親である祖父ジルノルマン氏は「マルディ・グラの結婚には不幸な子供は生まれない」ということわざを引用していますね。


なので火曜日全般ではなく限定的な火曜日ですが、フランスではスペインとは逆に「結婚に向いている日」のイメージなんだなあと思いました。

イギリスのマザーグースでも「火曜生まれの子は気品がある」なので、曜日イメージがヨーロッパ内でも色々で面白いなと思いました。


ところで1833年2月16日は私がスマホで検索するとどこのサイトを見ても土曜日と出てくるので、何なのかしらねえとも思ってます。

この日はユゴー先生自身の思い入れのある日だとのことで曜日も正しいはずなので、当時の

(革命暦にしたり元に戻したりまた革命暦にしたり)の何やかんやで「当時生きてた人には火曜日だったが、現在から逆算すると土曜日」なのかなあとぼやぼや思ってますが、分かりません。

るりのレミゼ雑記帳

V.ユゴー先生原作の「レ・ミゼラブル」の関連書籍の読書録、ミュージカルCD感想、原作小説とミュージカル日本公演を比較した雑感など。 一押しさんは警部殿です。

0コメント

  • 1000 / 1000